7歳。人でいえば、40代後半から50代あたりです。まだまだ元気ですが、家のほうを先に変えておくと、あとがラクになります。歩けなくなってから慌てるのではなく、元気なうちに。この記事では、シニアの入り口でやりたい家の模様替えをまとめます。
必要な対策は、その子の体格や状態によって変わります。気になる様子があれば、まず動物病院で相談を。
なぜ、元気なうちなのか
足腰が弱ってから道具を置いても、使い方を覚えるのに時間がかかります。しかも、そのときには本人の学習意欲も落ちています。
元気なうちに置いておけば、必要になった頃には、もう使い慣れている。これが、早めに変える最大の理由です。
床が、すべての土台です
フローリングは、その子にとって氷の上と同じ。滑る床で踏ん張り続けることが、関節にじわじわ効いてきます。全面でなくていいので、よく通る動線と、着地する場所から敷いてください。足裏の毛を短く保つのも、セットで。
段差を、なくしていく
- ソファ・ベッドにステップかスロープ:飛び降りをなくす
- 階段はゲートで区切る:とくに下りが危険です
- 玄関やベランダの段差にも、台を
- キャットタワーは、段の間隔を詰める(高さより、刻み方)
- 車の乗り降りにも、スロープを検討
猫の場合、高いところに登らなくなったらそれは性格の変化ではなく、体の変化かもしれません。登れるように刻んであげてください。
トイレまわり
- 縁の低いトイレにする(またぐのがつらくなります)
- 数を増やす、寝床の近くにも置く
- トイレまでの動線を短く、滑らないように
- 夜は足元灯をつけておく
トイレの失敗が増えたとき、犯人はしつけではなく、距離と段差のことがあります。
ペット用品PR
ごはんと水
- 器の高さ:首を下げる姿勢がつらい子には効きます
- 水を、あちこちに置く:移動が減れば、飲む量が保てます
- 食べる場所を、静かで滑らない場所に
寝床
- やわらかく、厚みのあるベッドへ
- 暖かい場所に(体温調節が落ちてきます)
- 家族が通る場所の近くに移す:様子に気づきやすくなります
- 他の子に邪魔されない場所を1つ
家具の配置は、変えない
ここは逆の話です。目や耳が衰えてくると、覚えている家の地図が頼りになります。7歳を過ぎたら、大がかりな模様替えは慎重に。変えるなら、今のうち——これも、早めに整える理由の一つです。
角にクッションを貼る、危ないすき間をふさぐ。ぶつかっても大丈夫な部屋にしておくと、あとが安心です。
よくある疑問
まだ元気なのに、早すぎませんか
早いくらいでちょうどいいです。置いてあるだけなら、邪魔になりません。使うのは本人が決めます。
ステップを使ってくれません
おやつで誘導して、一段ずつ。いつもの動線に置くのがコツです。使わない側に置くと、永遠に使われません。
全部やるのは大変です
床とステップの2つから。効果が大きいのは、この2つです。
まとめ
7歳の模様替えは、床・段差・トイレから。まだ元気なうちに置いておけば、必要になった頃には使い慣れています。今日、ソファの前にマットを1枚どうぞ。








