ペット用品

ペットの食器の選び方|高さ・素材・動かない工夫

食器なんて、入ればいい。——最初はそう思っていました。でもある日気づきます。食べるたびに器が動いて、部屋の端まで移動していること。あるいは、食べ終わったあとに「ケホッ」とむせていること。この記事では、意外と奥が深い食器の選び方を整理します。

この記事は一般的な情報の紹介です。食べ方や姿勢に気になる点があるとき、むせる・吐き戻すことが続くときは、かかりつけの獣医師に相談してください。

まず見直したいのは「高さ」

床置きの器だと、首を下げ続けて食べることになります。子犬・子猫や小型の子には自然な姿勢でも、体が大きい子やシニアには負担になることも。台に乗せて高さを出すだけで、食べやすくなることがあります。

目安は「立ったとき、あまり首を下げない高さ」

ぴったりの数字はその子によりますが、食べるときに首をぐっと曲げていないかを見てみてください。前足を器に乗せる、床に伏せて食べる、といった様子があるなら、高さが合っていないサインかもしれません。

素材で選ぶ

陶器

重くて動きにくいのが最大の利点。においが付きにくく、洗いやすい。落とすと割れるのが弱点です。

ステンレス

丈夫で衛生的。軽いので動きやすいのが難点ですが、滑り止め付きのものもあります。

プラスチック

軽くて安価。ただし傷が付きやすく、においが残りやすいとも言われます。かじる子には向かないことも。

シリコン・折りたたみ

おでかけや旅行用に便利。携帯できるのが強みです。

「動く器」への対策

食べるたびに器が部屋を旅する——これは地味にストレスです。対策は、

  • 重い器(陶器)にする
  • 底に滑り止めが付いたものを選ぶ
  • 器の下にマットを敷く(食べこぼし対策にもなる)
  • スタンド付きの器にする(固定される)

早食いする子には

飲み込むように食べて、そのあと吐き戻す——という子には、早食い防止の器という選択肢があります。底に凹凸があり、一度にたくさん口に入らない形状。食べる速度が落ちることで、負担が減ることがあります。

吐き戻しが続く場合は、器だけの問題でないこともあります。獣医師に相談を。

猫の食器の注意点

猫はヒゲが器に当たるのを嫌がることがあると言われます。深い器を避けて、口の広い浅めのものにすると食べやすくなることも。食べ残しが多い、器の外に出して食べる——そんな様子があれば、器を変えてみる価値があります。

水の器は別に考える

フード用とは求められるものが違います。倒れにくく、こまめに洗えるものを。夏場はぬるくなりやすいので、置き場所も含めて考えましょう。複数箇所に置くなら、その分の数も必要です。

洗いやすさは、地味に効く

毎日、1日2回洗うものです。手が入る形か、食洗機に入るか。凹凸が多い早食い防止器は、洗いにくいものもあります。15年使う道具だと思うと、洗いやすさは想像以上に大事な性能です。

多頭飼いなら

器は頭数分、離れた場所に。同じ器で食べさせると、取り合いや量の管理ができなくなります。見分けがつくよう色や柄を変えておくと、誰の分か分かりやすくなります。

よくある疑問

高さのある器は必要?

全員に必要というものではありません。首を下げるのがつらそうな様子があれば、検討の価値があります。

早食い防止器で食べなくなった

食べにくすぎることもあります。凹凸のゆるいものから試すとよいでしょう。

器はいつ替える?

傷が増えた、においが取れない、体格が変わった——これらが目安です。清潔に保てなくなったら交換を。


まとめ

食器は、高さ→素材→動かないか→洗いやすさの順で。猫はヒゲが当たらない浅めを、早食いには防止器を。部屋を旅する器とは、そろそろお別れしましょう。

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