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シワのある子のケア|たるみは、汚れの隠れ家です

顔にシワのある子——パグ、フレンチブルドッグ、ブルドッグ、シャーペイなど——のシワの間は、汚れと湿気の隠れ家です。かわいさの代償として、そこだけは日々のケアが要ります。この記事では、シワのケアの手順と、やりすぎないための線引きをまとめます。

赤み、ただれ、においが強いときは、自宅ケアの前に動物病院で相談してください。

なぜ、シワが問題になるのか

シワの折り重なった部分は、空気が通らず、湿ったままになりがちです。そこに皮脂や食べこぼし、涙が溜まると、においや皮膚のトラブルにつながることがあります。

本人は、そこを自分で掃除できません。手が届かない場所の担当は、こちらというわけです。

「拭く」より「乾かす」が本体

濡れたまま閉じたシワは、拭く前より悪い状態になります。拭いたら、乾いた布やティッシュで水気を取る。ここまでやって、はじめてケアです。乾燥こそが目的だと思ってください。

毎日のケア

  1. やわらかい布やコットンを、ぬるま湯で湿らせて軽く絞る
  2. シワを指で優しく開いて、内側を拭く
  3. ゴシゴシしない。押さえるように
  4. 乾いた布で、水気を取る
  5. 赤み、ジュクジュク、においがないか確認

時間にして1分。顔まわりだけなら、寝る前の習慣にできます。1日1回でも、放置とはまるで違います。

見落としがちな場所

  • 鼻の上のシワ(いちばん有名で、いちばん溜まります)
  • 口の横、あご下のたるみ:よだれと食べこぼしの溜まり場
  • 目のまわり:涙のあとが残りやすい
  • しっぽの付け根のシワ:巻きしっぽの子は、その内側も
  • 首まわり、脇のたるみ

しっぽの付け根は、本当によく忘れられます。顔だけがシワではありません

やりすぎもよくない

清潔にしようとして、洗いすぎる・アルコールで拭く・強くこする——これらは皮膚を傷めます。皮膚の油分は、バリアでもあります。

  • 拭くのは、ぬるま湯か、専用のシートで
  • 人用のウェットティッシュは、成分を確認してから
  • 症状が出ているときは、自己流で消毒しない
  • 迷ったら、獣医師に「何で拭けばいいですか」と聞く

シャンプーのときは

シワの内側は、すすぎ残しの名所です。泡が残ると、そこから皮膚トラブルにつながります。

  1. シワを開いて、しっかりすすぐ
  2. 乾かすときも、シワの内側まで
  3. 顔まわりは、シャワーを直接当てない
  4. 短頭種は、呼吸の様子を見ながら。無理をさせない

鼻の短い子は、暑さと興奮に弱い傾向があります。サロンでも、自宅でも、短時間で。息づかいが荒くなったら、すぐ休ませてください。

よくある疑問

どのくらいの頻度で拭けば?

1日1回が理想ですが、汚れやすい子は食後にも。においが出る前に拭く、が目安になります。

ワセリンやクリームを塗ってもいい?

物によっては、かえって蒸れます。塗る前に、獣医師に確認を。乾燥が問題なのか、湿気が問題なのかで、正解が真逆になります。

サロンで頼めますか

頼めます。ただし日々のケアの代わりにはなりません。月1回では、シワは待ってくれません。


まとめ

シワのケアは、開いて拭いて、乾かす。1日1分、それだけです。あのシワは、その子の魅力そのもの。だからこそ、いちばん気持ちよく保っておいてあげてください。

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