ボーダーコリーやシェルティ、コーギーと暮らして「頭がいいはずなのに、なぜ問題ばかり起きるのか」と悩む人がいます。答えは単純で、頭がいいから、暇だと自分で仕事を作るのです。この記事では、牧羊犬のエネルギーの向け先をまとめます。
同じ犬種でも個体差があります。強い興奮や攻撃的な様子が続くときは、専門家に相談してください。
散歩だけでは、足りません
この系統の犬は、一日中、指示を聞きながら判断して動くために作られてきました。1時間の散歩は、彼らにとって準備運動です。体だけ疲れさせても、頭が余っていると満足しません。
そして頭が余った犬は、自分で仕事を見つけます。掃除機を追う、子どもを整列させようとする、宅配便に全力で対応する。本人はきわめて真面目に働いています。
動くものを追うのは、本能です
車、自転車、走る子ども、他の犬。追いかけて、回り込んで、止める——これが仕事の内容だったからです。叱って消えるものではありません。危険なので、安全な形の仕事に置き換えるのが現実的です。
頭を使わせる
- 知育おもちゃ:フードを入れて出させる。器で食べるより疲れます
- ノーズワーク:においで探させる。頭の消耗が大きい遊びです
- トリック:芸を教える。覚えるのが速いので、こちらのネタが尽きます
- 指示のある遊び:投げる前に待たせる、方向を指示する
- ドッグスポーツ(アジリティ、フリスビーなど)
3番目は、この犬種の真骨頂です。教えれば、覚えます。教えないと、勝手に何かを覚えます。
かかとを狙う子には
コーギーは、もともと牛のかかとを噛んで動かす仕事をしていた犬種だと言われます。だから走る人の足を狙うのは、悪気ではなく職務です。
- 子どもが走ると始まりやすい:走らせない、または犬を別室へ
- 噛みそうになったら、おもちゃに切り替える
- 叱るより、追ってもいいものを用意する
- 興奮が上がりきる前に、休憩を入れる
吠えについて
シェルティをはじめ、吠えることが仕事の一部だった犬種もいます。よく吠えるのは、性能が出ているということでもあります。
とはいえ、集合住宅では死活問題です。理由を減らすアプローチが効きます。
- 窓の外が見えすぎないようにする(通行人が全部仕事に見えます)
- チャイムの音に、別の反応を教える
- 退屈を減らす(暇だと、吠える理由を探します)
- 吠えている最中に構わない(反応も報酬になります)
吠えを完全にゼロにしようとしないでください。減らすのが目標です。ゼロを目指すと、お互いに苦しくなります。
体のこと
コーギーは胴が長く、背中に負担がかかりやすい体型です。ジャンプと滑る床と体重には、とくに気をつけてください。頭を使う遊びは、この点でも都合がいい選択肢です。
よくある疑問
毎日どのくらい遊べば?
時間より内容です。10分のノーズワークが、1時間の散歩より効くことがあります。「疲れて寝る」が目安。
賢すぎて、先回りされます
この犬種あるあるです。ルールを変える、難易度を上げる。飽きさせないことが、こちらの仕事になります。
留守番が多い家では飼えない?
難しい面はあります。出かける前に頭を使わせる、知育おもちゃを残すなど、工夫は必要になります。
まとめ
牧羊犬は、体より頭・追う本能を置き換える・仕事を与える。彼らは働きたいのです。その相手をできるなら、これほど頼りになる相棒もいません。








