写真は何千枚もあるのに、「あれ、いつのことだっけ」が分からない。引っ越したのは何歳のとき? 入院したのはいつ? ——記憶は、驚くほどあてになりません。この記事では、その子の年表を1枚作る、という記録の残し方を紹介します。
形式は自由です。ここでは、続けやすい作り方を紹介しています。
年表は、思い出のためだけじゃない
作ってみると分かるのですが、これは実用品でもあります。
- 病院で「いつからですか」と聞かれたときに、答えられる(健康記録と相性がいい)
- 体重の変化と、出来事を並べて見られる
- 写真の整理が、劇的にラクになる(時期が分かるので)
- 家族の記憶のズレが、なくなる
とくに1番目。「引っ越したあとから、食が細くなった」——年表があると、こういう関係が見えてきます。
1年1行で、十分です
凝った表は要りません。年、年齢、その年の出来事を1〜3行。それだけで年表になります。凝ろうとすると、たいてい途中で止まります。
書く項目
- 年と、そのときの年齢
- その子の出来事:初めての散歩、去勢、病気、ケガ、入院
- 家の出来事:引っ越し、家族が増えた、新しい子が来た
- 体重:その年の平均くらいでいい
- その年の1枚(写真を貼る)
3番目を入れるのがコツです。その子の変化と、家の変化が並ぶと、いろいろなことが見えてきます。「あの年の粗相は、たぶん引っ越しのせいだったな」とか。
作り方
- 紙1枚でも、表計算アプリでも、メモアプリでも
- 過去は、思い出せる範囲でいい:空欄があって構いません
- 写真アプリの日付が、記憶の助けになります
- 健診の結果や、病院の領収書も手がかりに
- 家族に聞くと、忘れていたことが出てきます(言葉で残すのもおすすめ)
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これから迎える人へ
いちばんいいのは、迎えた日から書き始めることです。1年に1回、誕生日か記念日に更新する。それだけで、10年後には他では作れない資料ができています。
- 迎えた日に、1行目を書く
- カレンダーに、毎年の更新日を入れておく
- その年の写真を1枚選んで、一緒に置く
- 体重も添える
忘れる前提で、しくみに任せるのがコツ。意志で続けようとすると、2年目で止まります。
フォトブックの巻頭に
フォトブックを作るとき、1ページ目に年表を入れると、全体が締まります。写真だけだと時間の流れが分かりませんが、年表があると物語になります。
そして、その子がいなくなったあと。年表は、何年一緒にいて、何があったかを確かめられる、たった一つの資料になります。
途中から始めても
大丈夫です。分かるところから書いて、空欄は空欄のまま。「たぶん3歳のころ」でも構いません。完璧さより、存在することのほうが大事です。
よくある疑問
何を書けばいいか分かりません
まず迎えた日と、今年の2行だけ書いてみてください。間は、あとから埋まります。
多頭飼いだと大変です
1枚に全員分を並べる形もあります。誰がいつ来て、誰と誰が一緒にいた時期か——これはこれで、いい記録になります。
つらい出来事も書きますか
ご自由に。ただ、病気や入院の記録は実用的です。書けるときに書いておくと、あとで役に立ちます。
まとめ
年表は、1年1行・家の出来事も並べる・年に一度更新。写真の整理にも、病院での説明にも効きます。今日、迎えた日と今年の2行から始めてみてください。








