保護犬・保護猫を迎えると、たいてい誕生日が分かりません。書類には「推定1歳」とだけ。祝ってあげたいのに、いつ祝えばいいのか分からない——この記事では、そんなときの記念日の決め方をまとめます。
記念日に決まりはありません。ここでは、よく選ばれている考え方を紹介しています。
「おうち記念日」という考え方
いちばん多いのが、家に来た日を記念日にする方法です。生まれた日は分からなくても、家族になった日は、はっきり分かります。しかも、その日の記憶はこちらにもある。祝う側にとっても、意味のある日付になります。
「うちの子記念日」「おうち記念日」など、呼び方はさまざま。呼び方も自由です。
生まれた日より、出会った日
考えてみると、生まれた日はその子の日であって、こちらは立ち会っていません。いっぽう、家に来た日は二人の日です。どちらが正しいということはありませんが、後者を選ぶ人が多いのは、たぶんそういう理由です。
誕生日を「決めてもらう」方法も
動物病院では、歯の生え方や体格から、おおよその月齢を推定してもらえることがあります。「たぶん今3か月くらい」と言われたら、そこから逆算して誕生日を決める、という形です。
推定は推定なので、正確ではありません。でもカルテや保険の申込みには、生年月日の欄があります。どのみち、どこかで決めることになるのです。
保険に加入するときも、生年月日は必要になります。推定日を決めたら、家族と病院で共有しておくと、あとで混乱しません。
候補になる日付
- 家に来た日:いちばん定番
- 推定の誕生日:病院で聞いた月齢から逆算
- 保護された日:譲渡元が記録していることがあります
- 名前をつけた日:家族になった実感がある日
- 正式に譲渡が決まった日
全部祝ってもかまいません。年に何回ケーキが出ようと、誰にも怒られません。
記念撮影・思い出PR
記録しておきたいこと
記念日を決めたら、そのとき一緒に残しておくと後で効くものがあります。
- 来た日の写真:ケージの中でも、隠れている姿でも
- そのときの体重
- 最初に隠れた場所、初めて食べた日、初めて近づいてきた日
- 譲渡元から聞いた、それまでの話
- 名前の由来
とくに最後の2つは、時間が経つと、驚くほど曖昧になります。今のうちに、一行でいいので書き留めておいてください。
過去が分からないことについて
誕生日だけでなく、それまでの数年が空白の子もいます。どこで生まれて、どう暮らしていたのか。想像すると、つらくなることもあります。
ただ、その空白は、これから埋まっていくものでもあります。記念日は、その最初の1ページ。分からない過去より、今日からの記録のほうが、ずっと分厚くなっていきます。
よくある疑問
途中から記念日を変えてもいい?
大丈夫です。途中で「やっぱりこの日」と決め直す人もいます。誰の許可も要りません。
年齢は、どう数えますか
推定の誕生日を基準にするのが一般的です。病院での目安にもなるので、決めておくと便利です。
成犬・成猫で迎えたので、若い頃の写真がありません
譲渡元やSNSに、保護時の写真が残っていることがあります。聞いてみる価値はあります。もらえたら、それが最初の1枚になります。
まとめ
誕生日が分からない子には、おうち記念日を。来た日、名前をつけた日、どれでもいい。大事なのは日付の正しさではなく、その日を祝う人がいることです。







