家に赤ちゃんが来ることになったら、準備は今日から始められます。妊娠が分かってから出産まで、数か月あります。この時間が、そのまま準備期間。生まれてから慌てて生活を変えると、その子には「赤ちゃんのせいで、暮らしが悪くなった」と映ります。この記事では、その順番の話をまとめます。
妊娠中の感染症などについては、必ず産科の医師と獣医師にご確認ください。ここでは一般的な話を紹介しています。
変えるなら、今のうち
これが最大のポイントです。生活の変更は、赤ちゃんが来る前に済ませておく。
- 寝室に入れなくするなら、今から
- 散歩やごはんの時間を変えるなら、今から
- ソファに乗せないと決めるなら、今から
- お世話をする人が変わるなら、今から交代しておく
同じ変更でも、赤ちゃんが来た週に始めると、原因が赤ちゃんになります。数か月早くやれば、ただの生活の変化で済みます。
嫉妬ではなく、変化への戸惑い
「赤ちゃんに嫉妬している」と表現されがちですが、実際にはルールが急に変わったことへの混乱であることが多いです。かまってもらえない、部屋に入れない、いつもの時間に散歩がない。原因は、赤ちゃんではなく変化のほうです。
慣らしておくこと
- 赤ちゃんの声:泣き声の音源を、小さな音量から。平気ならおやつ
- ベビー用品:ベビーカー、ベッド、メリー。先に置いて、存在に慣らす
- 入ってほしくない部屋:ゲートを、今から設置して運用する
- 抱っこしながらの散歩:片手でリードを扱う練習(意外と難しいです)
- 知育おもちゃ:構えない時間の過ごし方を、今のうちに覚えてもらう
5番目が効きます。産後は、どうしても遊ぶ時間が減ります。ひとりで楽しめる引き出しを先に用意しておきましょう。
妊娠中の衛生の話
猫と暮らしている場合、トイレ掃除は他の家族に代わってもらうようすすめられることがあります。これは猫を手放す理由にはなりません。役割を変えるだけの話です。
- トイレ掃除は、他の人に
- どうしても自分でやるなら、手袋とマスク、そのあと手洗い
- 土いじりのときも手袋を
- 肉はしっかり加熱する
「妊娠したら猫を手放す」という話が、いまだにあります。そんな必要はありません。心配なことは、産科の医師に直接聞いてください。
生まれてから
- 先に、においを届ける:退院前に、赤ちゃんの使ったタオルを嗅がせておく
- 帰宅したら、まず犬猫に挨拶を:赤ちゃんを抱えたまま無視しない
- 近づけすぎない:同じ空間にいるだけで十分です
- 絶対に、二人だけにしない:これは、どんなに信頼していても
- 赤ちゃんの布団やベビーベッドには乗せない
とくに4番目は、譲れない一線です。相手が悪気なく動いただけでも、事故になります。
その子の時間も、残す
1日5分でいいので、その子だけの時間を作ってください(子どもとペットの写真も、今のうちに)。散歩を1本、ブラッシングを3分。「変わっていない部分がある」と分かるだけで、その子はずいぶん落ち着きます。
よくある疑問
吠えて、赤ちゃんが起きてしまいます
叱ると、「赤ちゃんがいると怒られる」を学習します。原因を減らす方向で。難しければ、トレーナーに相談を。
いつから近づけていい?
焦らなくていいです。同じ部屋にいるだけの時期を、数か月続けても構いません。関係は、時間が作ります。
アレルギーが心配です
医師に相談してください。ネットの情報で、手放す判断をしないでほしいと思います。
まとめ
赤ちゃんを迎える準備は、変更は今のうち・音と物に慣らす・二人だけにしない。数か月の猶予は、けっこう長いです。今日から始めれば、その子にとって赤ちゃんは「悪いことが起きた原因」になりません。








