ゴールデンやラブラドールと暮らすと、この犬たちは、いつ満腹になるのかという疑問にぶつかります。食べ終わった直後に、まだ何かあるでしょうという顔で見上げてくる。あれは演技ではなく、本当にまだ食べられる可能性があります。この記事では、レトリバー系の食欲との付き合い方をまとめます。
急に食欲が変わった、痩せてきたといった場合は、体の変化のこともあります。気になるときは受診を。
食べる才能が、ありすぎる
レトリバー系は、満腹感を感じにくい傾向があると指摘されています。だから「もういらない」が来ません。出せば食べる。落ちていれば食べる。それがフードでなくても食べる。
結果として、この犬種は肥満になりやすいとされています。そして体重は、そのまま関節と心臓にきます。「食欲があって健康的」と喜んでいる場合ではないのです。
判断は、顔ではなく体重で
あの目を見て量を決めると、必ず負けます。給与量は理想体重で計算し、グラムで量る。そして2週間ごとに体重を見て調整する。感情を挟まない仕組みを作るのが、いちばん優しい方法です。
盗み食いへの備え
この犬種は、身長が足りています。カウンターの上、テーブルの端、ゴミ箱の中。すべて射程圏内です。
- テーブルの上に食べ物を置きっぱなしにしない
- ゴミ箱はふた付き+重いもの(軽いものは倒されます)
- カバンを床に置かない
- 買い物袋を、玄関に放置しない
- キッチンには入れない(ゲートが有効です)
「うちの子はお利口だから大丈夫」——その油断が、チョコレートの誤食につながります。能力があるのに、やらないだけだと考えてください。
拾い食いも
散歩中も同じです。地面のものを、迷わず口に入れます。口に入る前に防ぐのが基本で、リードの長さと、こちらの注意力が対策になります。
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食後は、静かに休ませる
胸の深い大型犬では、食後すぐの激しい運動を避けたほうがよいとされています。早食いのあと全力で走り回るのは、いちばん避けたい組み合わせ。
- 散歩は食前か、食後しばらく休ませてから
- 早食い防止の器や知育おもちゃで、食事時間を伸ばす
- 1日2回に分ける(1回の量を減らす)
- 水を一気飲みさせない
おなかが張っている、苦しそうにする、吐こうとして出ない——こうした様子は急を要することがあります。夜でも連絡を。
おやつは、フードから
訓練が入りやすい犬種なので、しつけの練習も進みます。ただし食べ物への執着が強いぶん、ごほうびの総量が膨らみます。
いちばん確実なのは、その日のフードを取り分けて、練習に使うこと。カロリー計算が要らず、量も自動的に管理できます。この犬種にはとくに向いた方法です。
よくある疑問
いつも足りなさそうです
足りています。その顔は、満腹でも出ます。かさを増やしたいなら、獣医師に相談したうえで工夫できることもあります。
体重が増えてきました
1割ほど減らして、2週間様子を見る。おやつの引き算も忘れずに。散歩を増やすより、まず量の見直しが効きます。
子犬のうちは、たくさん食べさせていい?
大型犬の子犬は、急に成長させすぎないほうがよいとされています。大型犬用の子犬フードを、規定量で。太らせないでください。
まとめ
レトリバー系は、顔で判断しない・盗み食いを防ぐ・食後は休ませる。あの食欲は魅力でもあり、リスクでもあります。キッチンスケールと、ゴミ箱のふたから始めましょう。








