年末年始は、家じゅうが食べ物だらけになる期間です。しかも、ふだんは出てこないものばかり。餅、骨付き肉、おせち、お菓子。そして病院は休み。この記事では、この時期の食まわりの注意点をまとめます。
誤食の疑いがあるときは、様子を見ずに動物病院へ連絡してください。休診中の案内先を、事前に確認しておきましょう。
この時期に多いもの
- 餅:喉に詰まるおそれがあります。犬猫にとっても同じです
- 鶏の骨:加熱した骨は縦に鋭く割れます。ゴミ箱からも狙われます
- おせち:味付けが濃く、ネギ類が入っているものもあります
- チョコレートやお菓子:来客の手土産が、テーブルに置きっぱなしに
- アルコール:飲みかけのコップが、床の近くに置かれます
- 串、爪楊枝:においが付いていて、そのまま飲み込むことも
犯人は、たいてい来客です
親戚が集まると、誰かが必ずあげます。悪気はまったくありません。「かわいそうだから」「ちょっとだけ」。この一言を止められるのは、先に伝えた場合だけです。集まる前に、一言。言いにくいですが、休診中に病院を探すよりずっとラクです。
先に、伝えておく言い方
- 「アレルギーがあるので、人の食べ物はあげないでください」
- 「太らせないよう、獣医さんに言われていて」
- 「あげたいときは、この子用のおやつがあるので、これを」
3番目が、いちばん角が立ちません。専用のおやつを渡してしまうと、あげたい人の気持ちも満たされます。
ゴミ箱が、主戦場
骨、串、食べ残し。この時期のゴミ箱は、宝の山です。
- ふた付きに。軽いものは倒されます
- 踏み台になる椅子を、近くに置かない
- 骨や串は、その日のうちに外へ
- キッチンには入れない(ゲートが有効です)
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いつもの食事は、崩さない
にぎやかな日々でも、ごはんの時間と量は、いつも通りにしてください。人が食べ続けている横で、その子だけがいつも通り——これが、いちばん平和です。
- フードの買い置きを、年内に
- おやつを配るなら、1日の量の中で
- 家族の誰が何をあげたか、分かるようにする
- 食べ過ぎで下痢をしても、病院は休みです
最後の項目が、この時期の本質です。いつもなら「様子を見る」で済むことが、済まなくなります。予防のほうが、圧倒的にラクです。
置きっぱなしに、注意
人が集まると、テーブルの上のものが片づきません。そして、その高さは大型犬にとって射程圏内です。猫なら、どこでも届きます。
- 席を立つときは、皿を寄せる
- お菓子の袋を、床やソファに置かない
- カバンを床に置かない(薬やガムが入っています)
食べてしまったら
- 何を、どのくらい、いつを確認する
- すぐ動物病院へ連絡。休診なら、案内されている救急へ
- 自己判断で吐かせない
- 元気そうでも、様子見にしない
よくある疑問
ちょっとの餅なら大丈夫?
詰まるおそれがあります。量の問題ではありません。心配なら、まず電話を。
おせちの黒豆くらいは?
糖分が多く、犬猫のためのものではありません。あげないのがいちばんです。
実家に帰ると、必ずあげられます
その子用のおやつを持参して、「これをあげてください」と渡す。これがいちばん実効性があります。
まとめ
年末年始のごはんは、来客に先に伝える・ゴミ箱にふた・いつも通りを崩さない。病院が休みの期間だからこそ、予防に全力を。静かな正月を過ごしましょう。








