犬のリードの選び方は、首輪やハーネスに比べて、なぜかあまり語られません。リードは、その子とつながっている最後の1本です。ここが切れる・外れる・手から離れる、が事故に直結します。この記事では、長さや素材の考え方、伸縮リードの注意点、脱走対策までまとめます。
道路交通法や自治体の条例で、リードの使用が定められている場所があります。お住まいのルールも確認してください。
長さは、1.2〜1.8mが基本
街中の散歩では、この範囲が扱いやすいとされます。短すぎると自由がなく、長すぎると車道や自転車に飛び出すまでの距離が生まれます。
目安は「ゆるくUの字がたるむくらい」。ピンと張りっぱなしのリードは、その子にとっても、こちらの肩にとってもよくありません。
伸縮リードは、場所を選んで
コードが伸びるタイプは、広い場所では便利ですが、街中や車道のそばには向きません。急に飛び出したときに止められない、ロックが間に合わない、細いコードが手や足に絡んで切り傷になる——といったことが起こります。使うなら、広くて安全な場所で。
素材で選ぶ
- ナイロン:軽くて安く、洗いやすい。定番。細いものは手が痛くなります
- 革:手になじみ、使うほど柔らかくなる。手入れが必要で、水に弱い
- ロープ(クライミングロープ調):強度があり、引きが強い子に。太くて握りやすい
- 反射材入り:朝晩の散歩が多いなら、これだけで安全性が上がります
握る部分は、手のひらに食い込まない太さを選んでください。細いナイロンで大型犬を止めると、手が本当に痛いです。
金具は、いちばん静かな弱点
リードが壊れるときは、たいてい布ではなく金具(ナスカン)です。安いものほど、開く部分のバネがへたります。買うときは、次を確認しましょう。
- 指で押して、しっかり戻るか
- 体の大きさに対して、細すぎないか
- 回転する構造か(ねじれで壊れにくくなります)
- 使っているうちに、口が広がっていないか
金具のチェックは半年に一度でも十分。壊れるときは、いちばん壊れてほしくない瞬間に壊れます。
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脱走を防ぐ「ダブルリード」
怖がりの子、慣れていない子、迎えたばかりの子には、首輪とハーネスの両方にリードを付ける方法があります。片方が外れても、もう一方が残る。これだけで、最悪の事態をかなり減らせます。
2本持つのが大変なら、途中で1本にまとまるタイプもあります。パニックになった子は、驚くほど身をよじって抜けます。「うちの子は大丈夫」の油断が、いちばん危ないという話です。
持ち方のこと
手首に何重にも巻くのは、転んだときに危険です。基本は持ち手に手を通して、余りは軽く握る形。引っぱられたときは、腕ではなく体全体で受けると、肩を痛めにくくなります。
そして、散歩中のスマホ。片手で持てるリードほど、片手はスマホに向かいます。気持ちはとても分かりますが、その1秒に飛び出しが起こります。
よくある疑問
ロングリードは使ってもいい?
広い場所での練習には有効です。ただし他の人や犬がいる場所では、絡まる・巻き込む事故のもとになります。使う場所を選びましょう。
リードは何本あればいい?
2本あると安心です。洗った日、壊れた日、ダブルリードにする日——出番はけっこうあります。
猫の散歩にも使える?
猫は犬用ハーネスから抜けやすいので、猫用のハーネスとセットで。そもそも外に出すかどうかは、慎重に考えてください。
まとめ
リード選びは、1.2〜1.8m・握りやすい太さ・金具の点検。そして怖がりの子にはダブルリード。地味な1本ですが、その子の命綱です。次の散歩の前に、金具をカチカチ鳴らして確認してみてください。







