シニア期の写真は、撮ろうと思ったときには、もう変わっていることがあります。子犬・子猫の頃は毎日カメラを向けていたのに、いつの間にか「いつもの姿だから」と撮らなくなる。でも、その「いつもの姿」こそが、あとから探すものです。この記事では、今のうちに残しておきたいものをまとめます。
撮影のために起こしたり、無理な姿勢をとらせたりしないように。休んでいる時間が、いちばん大切な時期です。
いちばん撮らない時期
写真の枚数は、迎えた最初の1年がピークで、そこから静かに減っていきます。理由は単純で、もう見慣れているから。そして、その見慣れた姿は、あとで最も見たくなるものです。若い頃の写真は山ほどあるのに、最後の1年の写真が数えるほどしかない——これは、本当によく聞く話です。
「白くなった顔」を、避けないでください
口まわりや眉のあたりが白くなってくると、なんとなくカメラを向けにくくなる方がいます。でも、その白さは一緒に過ごした年数そのものです。若く見える一枚より、その顔をちゃんと残してください。あとで見返すのは、そちらです。
今のうちに撮っておきたいもの
- 寝顔:シニア期はよく寝ます。撮り放題の時期でもあります
- 日向ぼっこの定位置:その子が選んだ場所ごと写す
- 白くなってきた口まわり、眉、足先
- 肉球、爪、しっぽ:パーツのアップ
- 歩く後ろ姿:歩き方も、その子の記録です
- いつもの部屋の風景:その子がいる状態の、部屋全体
最後の一つは意外な穴です。顔ばかり撮っていると、その子がどこでどう暮らしていたかが写った写真が、案外ありません。
動画は、声のために
写真に残らないのが、声と動きです。名前を呼んだときの返事、寝言、いびき、ごはんを待つときの様子。10秒でいいので、月に一度。数年後、写真より先に効いてくるのは、たぶんこちらです。
ちなみに、動画を撮るときは横向きで。あとでテレビやフォトブックにするとき、ずいぶん扱いやすくなります。
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一緒に写る
そして、これがいちばん忘れられがちです。撮る人は、写りません。なでている手、膝の上、並んで寝ている足元。「その子といた自分」の写真は、いま撮らないと増えません。
セルフタイマーを10秒にして、スマホを棚に立てかけるだけで撮れます。すっぴんでも、部屋着でも、まったく問題ありません。数年後、そんなことは1ミリも気になりません。
プロに頼むのも、選択肢
元気なうちに、一度だけプロに撮ってもらう——という選択もあります。出張撮影なら、慣れた家の中で、移動の負担なく撮ってもらえます。体調がいい時期を選べるのも利点です。
シニア期の撮影は、体調第一で。当日つらそうなら、迷わず延期を。相談すれば対応してくれることがほとんどです。
よくある疑問
元気がない姿を撮るのは、なんだか気が引けます
その気持ちは自然なものです。ただ、あとで見返して後悔するのは「撮らなかったこと」のほうだと言う方が多いです。つらければ、無理に撮らなくてかまいません。1枚も撮れない日があっても大丈夫です。
寝てばかりで、いい写真が撮れません
寝顔でいいんです。1日20時間の寝顔が、その時期のリアルです。起こしてまで撮る必要はありません。
撮った写真、どうすればいい?
データのままにせず、1枚でも印刷して飾るのがおすすめです。目に入るところにあるだけで、毎日ちょっと嬉しくなります。
まとめ
シニア期に残したいのは、寝顔・定位置・声・そして一緒に写った一枚。特別な日を待たなくていいんです。今日の午後、いつもの場所で寝ているその姿を、そっと1枚どうぞ。







