走る犬の写真が毎回ブレるのは、腕のせいではなく光の量が足りていないからです。カメラは暗いほどシャッターを長く開けるので、その間に被写体が動けば、当然ブレます。つまり対策はシンプルで、明るくするか、枚数で勝負するか。この記事では、動く子をピタッと止めて撮るコツをまとめます。
撮影に夢中になって、周囲やリードから目を離さないように。ドッグランでは他の子への配慮も忘れずに。
ブレの正体
写真のブレには2種類あります。手が動く手ブレと、被写体が動く被写体ブレ。走る子で起きているのは、ほぼ後者です。そして手ブレ補正は、被写体ブレには効きません。ここが、多くの人がつまずくポイントです。
とにかく、明るい場所へ
晴れた日の屋外に出るだけで、成功率は劇的に上がります。室内の走り回る犬を止めて撮るのは、実はかなりの難易度。うまく撮れないのは当然なので、自分を責めないでください。まずは昼間の公園へ。
スマホでできること
- 連写(バースト):シャッターを押しっぱなし、または長押しで。数十枚から選ぶ
- 動画で撮って、あとから切り出す:決定的瞬間の取りこぼしが減ります
- ポートレートモードは使わない:処理が重く、輪郭も乱れがち。通常モードが確実です
- 日向を選ぶ:日陰と日向では、写真の歩留まりが別物になります
コツというより物量作戦です。プロも似たようなものなので、遠慮なく100枚撮りましょう。あとで消せます。
置きピンという技
追いかけながらピントを合わせるのは大変です。そこで来る場所を先に決めて、そこにピントを合わせて待つのが置きピン。誰かにおやつを持って呼んでもらい、自分はゴール地点で構える——この形が、いちばん再現性があります。
- 走ってくる線を決める(一直線のコースを作る)
- その線上の一点にピントを合わせる
- そこに来る少し手前から連写を始める
- 低い位置で構える。地面すれすれが迫力あります
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角度と背景
正面から向かってくる姿は迫力がありますが、ピントを合わせ続けるのが難しい構図です。慣れるまでは横から、または斜め前からのほうが成功しやすいでしょう。
背景は、できるだけシンプルに。芝生、空、砂浜。ごちゃごちゃした背景だと、せっかくの主役が埋もれます。逆に、あえてブレた背景にしたいときは、走る子を追いながら撮る(流し撮り)という手もありますが、これは中級以上のお楽しみです。
耳と舌と、四本足
走っている写真で「決まった」と感じるのは、たいてい四本の足が全部宙に浮いている瞬間です。耳が跳ね上がり、舌が横に流れ、目が真剣。この瞬間は狙って撮れないので、やはり連写。1回のダッシュで1枚当たれば大成功です。
走り疲れる前に撮ること。後半になるほど、表情がだんだん「やらされている顔」になります。
よくある疑問
室内でも撮りたい
窓辺に寄せる、部屋の照明をすべて点ける、日中に撮る。それでもブレるなら、動画から切り出すのが現実的な近道です。
猫の動きが速すぎます
猫は方向転換が急なので、追うよりおもちゃで動く先を決めるほうが撮れます。飛ぶ場所を予測して、そこで待ちましょう。
連写した写真の整理が大変です
撮ったその日に、いい1枚以外を消すのがコツです。あとでまとめてやろうと思うと、永遠にやりません(経験談です)。
まとめ
動く子の撮影は、明るい場所・連写・置きピンの3点。特別な機材はいりません。全速力で戻ってくるあの顔は、今しか撮れない表情です。次のお散歩で、ぜひ100枚。







