しつけ・トレーニング

ドッグランのマナーと使い方|行く前に必要な3つの前提

初めてのドッグラン。「思いきり走らせてあげよう」と意気込んで連れて行ったら、愛犬は入口で固まったまま一歩も動かない。あるいは、勢いよく飛び出して他の犬に突撃し、飼い主が全力で謝る羽目に——どちらもよくある光景です。この記事では、ドッグランのマナーと使い方を整理します。

この記事は一般的な情報の紹介です。利用条件は施設によって異なります。ワクチンの証明などが必要なことが多いので、事前にご確認ください。

ドッグランは「全部の犬に必要」ではない

最初に、これだけは。他の犬が苦手な子は、無理に行く必要はありません。犬にも社交的な子と、そうでない子がいます。人間だって、初対面の集まりが苦手な人はいますよね。行かなくても、散歩と遊びで十分満たされます。

行く前に必要な「3つの前提」

「おいで」で戻ってくる/他の犬に飛びかからない/飼い主が犬から目を離さない。この3つができないうちは、まだ早いと考えたほうが安全です。とくに「おいで」は必須。呼び戻せない状態でノーリードは、その子を危険にさらします。

入る前に確認すること

  • 施設のルール(ワクチン証明、体格別エリア、おやつやおもちゃの持ち込み可否)
  • 中にいる犬の数と雰囲気(混みすぎていないか)
  • 興奮している犬がいないか
  • 二重扉になっているか(飛び出し防止)

混雑時や、荒っぽい遊びをしている犬がいるときは、入らずに出直すのも立派な判断です。

犬同士の挨拶を邪魔しない

犬には犬の作法があります。においを嗅ぎ合って、距離を測って、遊ぶかどうか決める——この時間を人が邪魔しないことが大切です。ただし、リードで近づけて無理に挨拶させるのはNG。お互いが自然に近づくのを見守るのが基本です。

飼い主のマナー

  1. スマホを見ない:目を離した数秒でトラブルは起きます
  2. 排泄物は必ず処理する
  3. おやつを出さない(他の犬が集まって取り合いになります)
  4. 他の犬に勝手におやつをあげない
  5. 自分の犬がしつこくしていたら止める
  6. ヒート中の子は入らない

いちばん多いトラブルの原因は、飼い主同士のおしゃべりで目を離すことだと言われます。おしゃべりは、犬を見ながら。

やめどきを見極める

楽しそうに見えても、実は疲れている・怖がっていることがあります。しっぽを下げている、隅に逃げている、飼い主の後ろに隠れる——これらは「もう帰りたい」のサイン。短時間で切り上げるほうが、良い記憶になります。

トラブルが起きたら

ケンカが始まったら、手を出して止めない(噛まれる危険があります)。大きな音を出す、水をかけるなどして注意をそらし、距離を離します。ケガをした・させた場合は、その場で連絡先を交換し、受診してから話し合うのが基本です。

初めては「空いている時間」に

いきなり混雑時に行くのは、初対面の大人数のパーティーに放り込まれるようなもの。空いている時間帯を選び、まずは中を歩くだけでも十分。楽しめなければ、その日は帰る。それでいいのです。

よくある疑問

ノーリードが不安

「おいで」が確実にできるまでは、無理をしないこと。ロングリードで慣らす、空いている時間に短時間だけ、から始めましょう。

うちの子が嫌がる

行かなくて大丈夫です。散歩や室内遊びで十分満たされます。無理に慣らすと、外自体が苦手になることも。

小型犬と大型犬は分けるべき?

体格差があると、遊びのつもりでもケガにつながることがあります。エリアが分かれている施設を選ぶと安心です。


まとめ

ドッグランは、「おいで」ができる・飛びかからない・目を離さないの3つが前提。空いている時間に短時間から、やめどきを見極めて。行かない選択も、その子のためになります。

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